Q.何故、訪問看護を選んだのですか?
元々聖路加国際病院の救急部にいました。そこで、50代の脳梗塞の方で後遺症が残った方と出会いました。病院は沢山の医療者がいます。ただ家に帰ると、家族が支えることになります。不安もあり、病気のせいで、人生を肯定的に捉えられないかもしれない。彼らを誰が支えるのか。支える看護師を始めスタッフが足りない現実、これは社会の課題であると感じ、看護師として人生を再構築する人を支えたい!そして豊かに暮らせる街作りをしたい!と思い選びました。
Q.訪問看護のやりがいは何ですか?
家にはたくさんの思い出があり、孤独を取り払ってくれます。病気の不安が少なくなれば、その人らしさ、家庭や地域での役割が見えてきます。病気になって絶望する人もいます。不安でたまらない人もいます。まだやりたいことがある人がいます。病気になったら終わりではありません。
そういった人を医療面から支え、人生を再構築し、人生を肯定的にとらえ、生きる喜びを感じられるお手伝いをすることが最大の役割であり、やりがいだと思っています。
Q.今後のキャリアや夢は何ですか?
訪問診療や、訪問歯科、ボランティアといった多職種と一緒に仕事をしています。IPADや電子カルテも導入し、チーム医療の形を模索しています。
今後、高齢化が進むことで、もっと役割移譲がされると思います。在宅には、生活も、終末期も、治療も、予防も、人生の全てがあります。
最高の医療と笑顔を届ける、すべての人が豊かに暮らせる街を創るために、看護師として、コミュニティーデザインに関わりたいと思っています。
PROFILE
- ■勤務先:
笑顔のおうち訪問看護ステーション
その他のインタビュー
挑戦者インタビュー
倒れてから対応するのではなく、 倒れる前に対応出来きる訪問看護師の道を極めたい
柴山 宜也さん/訪問看護ステーション リカバリー(Recovery International 株式会社)