キャリアインタビュー 2014.01.03掲載
本来看護の役割はその人らしさを大切にしながらその方の“生活を支える”ことにある
大竹 都さん/のぞみの花クリニック(在宅支援診療所 のぞみの花クリニック)
Q.何故、訪問看護を選んだのですか?
病院勤務時代に緩和ケアやターミナルケアに興味をもち始め看護していましたが、ある一定の期間限られた空間でのケアに限界を感じていました。ほとんどの方はその多くの時間を病気や障害など健康問題を抱えながら自宅あるいはその地域で暮らしており、本来看護の役割はその人らしさを大切にしながらその方の“生活を支える”ことにあると思い、その役割が果たせる訪問看護師になろうと決めました。
Q.訪問看護のやりがいは何ですか?
当院では最期まで自分らしく自宅で過ごしたいというがんの方を中心にケアさせていただいてます。その人はもちろん家族個々の希望をすり合わせながら、つらい症状や不安な気持ちを緩和し、時には一緒に泣いたり笑ったりしながら最期のときまでその人らしく過ごせるようにかかわれる、看取りや遺族ケアを含めその方の生~死に“人としてかかわる”ことで自分自身の人間力も磨かれ、相互作用を生むことができることが訪問看護の魅力だと感じています。
Q.今後のキャリアや夢は何ですか?
ひとりひとりとのご縁を大切に、丁寧にケアを続けていくことはもちろん、もっと多くの人に在宅医療・看護を知ってもらうこと、医療や介護が必要になるであろう多くの人々に地域で暮らすことや自分らしく生きることについて考えられる場、対話する場づくりをしたいと考えています。
PROFILE
- ■勤務先:
のぞみの花クリニック(在宅支援診療所 のぞみの花クリニック)
その他のインタビュー
挑戦者インタビュー
倒れてから対応するのではなく、 倒れる前に対応出来きる訪問看護師の道を極めたい
柴山 宜也さん/訪問看護ステーション リカバリー(Recovery International 株式会社)